ウッドストック社(Woodstock Chimes)は、カナダトロントのパーカッショングループNEXUS(ネクサス)のメンバーとして、世界的なパーカッション演奏者として活躍し、音楽教授でもあったガリー・クヴィスタード(Garry Kvistad)氏が、1979年に創立した米国のウィンドチャイムメーカーです。
コンピューターを用いて、チャイムの調律を精密に行っているのが特徴で、アルミニウムでできたアメリカの風鈴であるウィンドチャイムの中でも、ウッドストック社のものは、他の追随を許さない世界一の音色という評価を得ています。
私自身、ウッドストック社のウィンドチャイムを初めて聴いたとき、そのあまりの音色の美しさに心を奪われたのを覚えています。ウッドストック社のウィンドチャイム、ネット上で音を試聴できたりするのですが、実物のほうが数倍いいです。
なぜかというと、ネット上で聴けるmp3の音ではカットされてしまう、人の耳には本来聴こえないはずの高周波領域の響きが、圧倒的な音の余韻を作り出しているからなんです。これは一度生の音を聴くと実感していただけると思います。
ウッドストック社のウィンドチャイムの種類と選び方
ウッドストック社のウィンドチャイムのおすすめをご紹介する前に、ウィンドチャイムの種類と選び方について少しだけお話したいと思います。ウィンドチャイム、実はかなりの種類があります。大きな違いはパイプの本数と長さです。パイプの長さとその組み合わせによって、紡ぎ出させる音に違いが出るのです。パイプの長さは、短いほどキラキラした感じの高い音色になり、長いほど厚みのある荘厳な音色が響きます。またパイプの本数が多く、長さが長いほど高価になります。
ウッドストック社では大きくLサイズ、Mサイズ、Sサイズの3種類にウィンドチャイムを分類しています。約46cm未満のものをSサイズ、約46cm以上で約76cm未満のものをMサイズ、約76cm以上のものをLサイズと分類していますので、商品名に記載されているサイズは、これが目安になっていると考えていただければと思います。
ウッドストック社のウィンドチャイムは、どれも何かしらのテーマ、曲、歌の音階を意識して、パイプを組み合わせているので、いろいろ視聴してみて好みの音色を探すとよいでしょう。日本だと、楽天市場のNUTSさんのサイトが試聴も出来て、使いやすいのでおすすめです。
それではウッドストック社のウィンドチャイムでも特に人気のあるおすすめのウィンドチャイムをご紹介します。
1.アメイジンググレイス Mサイズ(音色を試聴)
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アメリカのウッドストック社のサイトで一番人気のあるスタンダードな音色はこれ。なぜかというと、アメリカ人には馴染みのある最も有名な賛美歌「アメイジンググレイス(Amazing Grace)」の出だしの音階を使っているからです。「アメイジンググレイス」という曲名自体は知らなくても、きっと一度は耳にしたことのある曲だと思いますよ。この曲です。
ちなみにアメイジンググレイスのウィンドチャイムは、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズの3種類があるのですが、私はMサイズをおすすめします。Sサイズだとちょっと音がキラキラしてしまい、Lサイズだともっと低い音色になってしまうので、この音階で一番ウッドストック社の音の魅力が引き出せるのはMサイズだと私は思います。楽天でも一番人気はMサイズですね。
2.グレゴリアン・アルト(音色を試聴)
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楽天で一番人気のある音はこれ。カトリック教会で歌われるグレゴリオ聖歌の中世ドーリア調を思い起こさせる調律がなされています。ちなみにグレゴリオ聖歌というのはこんな音楽。
3.グラデュエーション Mサイズ(音色を試聴)
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これも人気のウィンドチャイム。音色を聴いて、あっ、あの曲だ！とすぐにわかった方も多いことでしょう。威風堂々の第1番の一節にある音階ですね。
ちなみに威風堂々の英名はThe Pomp and Circumstanceなのですが、なぜこのウィンドチャイムの名前がグラデュエーション(Graduation)なのかというと、卒業式でよく使われる曲だからです。
4.ウエストミンスター(音色を試聴)
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荘厳な響きを醸し出す長めのパイプを使ったウィンドチャイムのおすすめはこれ。名前の通り、ロンドンにあるウェストミンスター宮殿にある時計台、ビッグベンの鐘の音をイメージして調律をしたウィンドチャイムです。ウェストミンスターの鐘の音は、学校のチャイムなどでお馴染みのこれですね。
今まで紹介してきた中サイズのパイプを使ったウィンドチャイムとは、音の帯域が違うことに気付かれたかと思います。重厚で荘厳な響きは、ウッドストック社のウィンドチャイムの中でもとりわけ個性的で、ちょっと高価であるにも関わらず、根強い人気があります。結婚・婚礼のお祝い品なんかにもよいかもしれませんね。
ということで、ウッドストック社のウィンドチャイムのおすすめを4つご紹介しましたが、再度強調してお伝えしたいのは、視聴された音よりも、実物の音のほうが数倍いいということです。試聴音ではカットされてしまう、高音域の豊かな響きが加わるからです。
他にもいろいろ聴いてみたいという方は、下記のページで、ひと通りのラインナップが試聴音付きで掲載されているので、探してみるとよいと思います。
⇒ウッドストック社のウィンドチャイムの試聴音付き商品一覧ページへ